遺品整理と実家の片付けは同時に発生する
私たちが生きていく上で必ず遭遇するのが、両親など身近な人の死です。
しかし悲しい気持ちを抑えて、両親が住んでいた家の遺品整理などを行う必要があります。
親が亡くなった時は自分で遺品の整理や家の中の片付けを行うことも可能ですが、下記の場合は遺品整理業者に依頼するのが一番スムーズで心が楽です。
- 遺品整理と家や部屋の中の片付けが同時に発生し手が回らない
- 親の遺品を整理するのも、思い出が詰まった家にいるのも精神的にきつい
- 法的な手続きが必要になり早めの対処が必要になった(相続税や実家が賃貸物件だった場合など)
それぞれ詳しく見ていきましょう。
遺品整理と家や部屋の中の片付けが同時に発生した
遺品整理を行う際、タンスの中身から押し入れの奥のものまで全てを整理する必要があります。
それに伴い、散らかってしまった部屋を片付ける必要もあるため、結局片付けも遺品整理も同じタイミングで行うことになります。
一日そっとでは終わらない膨大な作業量になるため、遺品整理や掃除のプロである遺品整理業者に任せるのがおすすめです。
親の遺品を整理することが精神的にきつい
親の遺品を整理する際、やっぱり精神的に辛いかと思います。親が亡くなってからはポンポンと手続きや掃除などが進んでしまうため、心の余裕がないままずっと過ごすことになります。
なかなか心が落ち着くタイミングがないため、もし苦しいと感じたら遺品整理業者に依頼するのも一つの方法です。
法的な手続きが必要になり早めの対処が必要になった
遺品の中には高価なものやお金に関する相続の手続が必要なものがあります。そういったものがある場合、相続のためには法的な手続きが必要になり、早めに対処する必要があります。
特に親が住んでいた家が賃貸物件であった場合、退去日までにはすべての手続き、掃除を終わらせておく必要があるため、早めの対処が必要になります。

実家が「特定空家」に指定される前に対処すること
皆さんは「特定空家」という言葉を聞いたことがありますか。
特定空家とは、
・そのまま放置すれば倒壊等著しく保安上危険となるおそれのある状態
・著しく衛生上有害となるおそれのある状態
・適切な管理が行われていないことにより著しく景観を損なっている状態
・その他周辺の生活環境の保全を図るために放置することが不適切である状態
(参考:https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk3_000035.html)
と国土交通省によって定められています。
簡単に要約すると、親が亡くなって空き家にAなっていた家がゴミ屋敷化してしまうと、周りにとって有害と判断されてしまい、特定空家に指定されてしまうと言うわけです。
もしこの「特定空家」に指定されその後も放置してしまった場合、なんと固定資産税が数倍に設定されてしまいます。他にも違反で五十万円以下の罰金を課せられる可能性があるため、放置するのは控えましょう。
遺品整理や掃除は大変な作業ですが、今までお世話になってきた人への恩返しの意味も込められていると考えましょう。故人を思う気持ちを大切にし、感謝の気持ちを忘れないことが大切です。
気持ちよく故人を送り出せるように遺品整理や掃除はしっかりとしておきたいですよね。
