店舗を閉店する時に出た不用品を処分したい│コロナ禍で廃業…

このコロナ禍において、閉店を余儀なくされる店舗が非常に多くなってきました。

店舗閉店に際して問題になるのが「不用品」の問題だと思います。

この記事では、店舗閉店時に出る不用品の処分方法などについて詳しく解説したいと思います。

店舗を閉店する時に出る不用品の例

飲食店であれば、お客さん用の椅子やテーブル、厨房の機器など様々な種類の不用品が出るかと思います。

飲食店閉店の場合と会社(オフィスや事務所)閉店場合で出るゴミの種類は全く違うため、処分に際してそれぞれ処分方法を把握しておく必要があります。

以下は飲食店とオフィスそれぞれで出る不用品の例です。

飲食店の不用品例
冷蔵庫、冷凍庫、冷凍冷蔵庫、炊飯器、食器洗浄機、ショーケース 、フライヤー、オーブン 、レンジ、テーブル 、ガステーブル、コーヒーマシン、グリラー、グリドル、ワインセラー
オフィスの不用品例
ディスプレイ、ノートPC、モニター、プリンタ、スキャナ、LANケーブル、Wi-Fiルーター、サーバーマシン、通信機器、キーボード、マウス、ヘッドホン、固定電話機、FAX機、カメラ、ビデオデッキ、コピー機、ホワイトボード、卓上スタンド、金庫、パーテーション

上記は一例ですが、飲食店もオフィスも大量の不用品が出ることが分かります。

店舗から出た不用品は家庭ゴミとして処分できない

実は、店舗からでた不用品は家庭ゴミとして処分できません。というのも、基本的に店舗から出たゴミは産業廃棄物扱いをされることが多いからです。

もちろん、全てのゴミが産業廃棄物扱いされるわけではありませんが、ほとんどが家庭ゴミとして出すことができません。

例外として…
ある企業が会社の事業活動で出したものでなく、従業員が就業中に個人的に出したゴミについては一般廃棄物に当たります。

なかなか複雑ですが、要は個人単位で出したゴミであれば産業廃棄物には当たらないので普通に処分できるということです。

わざわざ事業系ゴミと一般ゴミを分ける必要がありますが、罰則を受けないためにも日頃から分別しておくことを心がける必要があります。

注意
これを知らずに、家庭ゴミとして産業廃棄物を家庭ゴミとして捨ててしまった場合、違法投棄に該当し、罰金や懲役が課せられる原因になるので絶対にやめてください。

店舗を閉店する時に出る不用品の処分方法

店舗を閉店する際の不用品の処分方法は以下の通りです。

  • リサイクル業者に売却する
  • 不用品回収業者を利用する
それぞれの方法のメリットデメリットなどを見ていきましょう。

リサイクル業者に売却する

●メリット
・不用品に価格がつく
・状態によっては高額買取

●デメリット
・全ての不用品を店舗まで持っていくのが非常に大変
・状態が悪いと買取どころか引き取ってもらうこともできない。

不用品回収業者を利用する

●メリット
・現地に回収に来てくれるので不用品の量が多くても問題ない
・買取を行っている業者も存在する
・即日対応や深夜早朝の対応を行なっている業者もある
・基本的にほとんどのものを回収してくれる

●デメリット
・料金がかかる

以上のようになります。

五色さなえ

こうして見てみると、不用品回収業者の方が比較的おすすめの選択であることがわかりますね!

リサイクル業者に依頼する場合、大量の不用品がでてしまった場合はかなり大変な作業になるかと思います。

そもそも飲食店やオフィスで扱う家具や家電製品はサイズが大きかったり、非常に重かったりするため、現地まで運ぶのすら困難です。

しかし、たまに出張買取を行なっているリサイクルショップもあるため、もし近くにそのような店舗を見つけた場合は利用の検討をして見てもいいでしょう。

注意
不用品の世帯が悪い場合は売るどころか引き取ってもらうこともできませんので、その場合は不用品回収業者に依頼するのが良いでしょう。

対して不用品回収業者は、現地に行く必要がなく、買取も行っているため、不用品を処分する意味ではリサイクルショップよりも優れていると感じます。

確かにリサイクルショップの方が買取額が高くなる場合があるのかもしれませんが、今回は不用品を処分するという目的があるため、回収品目も非常に多い不用品回収に依頼するのが一番手っ取り早いです。

店舗の閉店に伴う手続きや他の仕事など忙しい方でも、即日/深夜早朝対応している業者を選ぶことで空いている時間を有効活用できるかと思います。

しかし不用品回収は非常に便利なサービスである分お金がかかるため、その辺をよく考えながら利用することが大切です。

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